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おいしい声(もの)たべたい。

ここは主食が『声』のさすらい人「御影」が、日々の雑記やらその日食べたごはん。その他を自由気ままに語るブログです。日々、腹痛に注意。
HOME » その他小説 » 新妻日誌-あずささんがんばる-
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さあ、今日は我らがあずささんの聖誕祭DA/ZE!!
ということでネタバレなのかそうじゃないのか怪しい誕生日小説書いちゃうぞ!

御影さんはあらゆる甘々なシチュでも問題なく書けるのだ!!
リアルじゃないから恥ずかしくないもん!!


「んー…ん~??」
彼女、つい数週間前までトップアイドルで、今はその時にプロデュースしてくれたプロデューサーと電撃入籍した奇跡のアイドル『三浦あずさ』は悩んでいた。

7月19日。ちょっとしたうっかりで取り落とした夫の手帳、そのカレンダーに描かれた大きな花マルの意味…その真意を考え始めてしまったのだ。

彼女のファンも、元同僚のアイドルたちも、もちろんプロデューサーもその日が何か理解している。本来ならば彼女自身が一番初めに気づくべき日であるのだが、どこか別次元の門にチャネリングしているとも言われる彼女の思考回路はそのたった一つのシンプルな答えにたどり着けないでいた。

7月19日。彼女の誕生日である。夫であるプロデューサーにとっては、結婚して初めて迎える妻の誕生日なのだから、それはテンションも上がって手帳にまるで思春期の女子高生のように赤い花マルもつけてしまうだろう。本来ならば、その意図に気づき、頬を染めるぐらいのロマンスがあってもいいくらいである。

「…この日に…何かありましたか~?」
キッチンに貼られている一週間の予定表を見る。

7月19日「如月千早:Vocalmasterオーディション」

「千早ちゃんの…オーディション…? ああ、そういうことね。きっと、特別なオーディションだから気合を入れようとしてるのね!」
なんとなく納得。私のときも、オーディションの前にはアイドルである私以上に緊張したり、張り切っていたりしていた。
「うふふ…。今も変わってないのね」
アイドルを引退してから、765プロの事務所に行く回数は少なくなった。最初は戻ってきた美希ちゃんにちょっと嫉妬しちゃったりして、お昼を届けるという口実で毎日のように行っていたけど、今はもうそんなことはない。だって、プロデューサーさんを信頼しているから。
「…あらら、もうプロデューサーさんじゃなかったわ…今は…私の…旦那様♪ きゃっ…」
自分で言っておきながら、顔が熱くなっちゃう。こんな幸せも、あの人に出会ったから。
トップアイドルになって、運命の人を見つけて…。あの人には私の色々な夢を叶えてもらった。たくさんの幸せをもらった…。
「…そうだわ! 7月19日。プロデューサー…いいえ、旦那様感謝デーにしましょう♪」

相変わらず、誰も予期しない方向に話を進める三浦あずさ、2●を間近にしたある夜の日だった。

「そうと決まったら、さっそく準備しないと…♪」
最高の感謝デーにするには、何をしたらいいのだろうと考える。プロデューサー感謝デーの時は「彼女」「南の島」「料理」が欲しいものだった。あの時はあげられなかったけれど、あの人の妻になった今、あの時の雪辱を果たすときなのだと思う。
「…妻…うふふ…私が…妻…」
夫と妻。その関係を考えるだけで、幸せな気持ちが私を満たしていく。こんな幸せをくれた人だもの、私も全力で幸せにしてあげなきゃ!
「彼女と…南の島と…料理…」

あの時からは一歩も二歩も関係が進んだ私たちだから、二歩も三歩も進んだことが出来るはず。そんなことを彼女「三浦あずさ」は考えていた。幸せに染まりきっていつもより思考が桃色に働く脳内では、思考が法定速度オーバーで失踪していた。(誤字に非ず

-三浦あずさの加速する思考-

「ふふふ…あなた、おかえりなさい♪」
「あ、あずさ!? そ、その恰好は!?」
仕事から戻ったのを出迎える私の姿を見て、あなたは驚きの声を上げる。そして、徐々にその顔が真っ赤になっていくのが私から見てもわかる。
「今日は『旦那様感謝デー』ということで、ちょっと冒険しちゃいました♪ …あの、もしかして…似合ってませんか?」
さすがにちょっとだけ不安になる。だって、こんな恰好したことないから。感謝デーなのに嫌な気分になって欲しくない。それに、あなたに嫌われたくないから。
「い、いや…似合っては…いるんだけどね…? 激しく似合ってはいるんだけどね? ど、どうしてこんな恰好で…?」
ちらちらと視線を合わせては逸らしてを繰り返しながら頬を掻く反応に、照れているだけなんだな、とちょっと安心する。
「だから、旦那様感謝デーだからですよ。あなた♪」
「…だ、旦那様感謝デー…?」
「私がIU本選に出場する前の週に、プロデユーサー感謝デーってやりましたよね?」
「あ、ああ…覚えてるよ。あのあと、あずさの手料理をご馳走になったっけ」
「はい。『おいしい』って言ってくれて、嬉しかったです」
「そ、そりゃあ…実際おいしかったし…それに、あずさの作ってくれたものだったから…」
「…あなた…♪」

「……」
「……♪」

「…で、です。あの時上げることの出来なかったことを、妻となった今。妻らしいやり方でプレゼントしようって思ったんです。私の夢を全部叶えてくれたあなたのために…」
「あずさ…」
目と目があう。そんな熱っぽい瞳で見つめられたら、私も頭がぽーっとしちゃいます。
「…まずは『南の島に行きたい』って言っていたので、代わりに私が水着を着て、雰囲気だけでも味わってもらえたら…って思ったんです」
「ははは、あずさらしいな。うん…嬉しいよ」
私の好きな笑顔を見せてくれるあなた。私はそっと近づいてちょっとだけ背伸びをしないと届かない首の後ろに手を回す。
「あ、あずさ…!?」
驚いた様子のあなたの耳元で、私はそっと囁く。
「『彼女』はプレゼントできませんけど…『妻』でよければもらってくれませんか?」
「…あずさ…。うん、嬉しいよ。俺も今は『彼女』より『妻』が欲しい」
優しく囁く声に、体がゾクリと震える。そっと、唇に湿った感触と、あなたのぬくもり。
「…んっ…」
触れるだけのキス。それだけなのに、私は痛いほどの幸せを感じていた。しばらくして、唇が離れると、そこにはどこか照れたような、困ったような表情を浮かべるあなたがいた。
「…あずさ…俺…」
「…うふふ…どうぞ…本日の料理は、『私』…です」
「……あ、あずさっ!!」
「…あっ…いやん♪」

……………

「ま、まぁ…私ったら…何て大胆なことを…で、でも…喜んでくれたみたいだし…旦那様感謝デーなのだからこれくらいのこと…」
そう自分を納得させて、来るべき19日に向けて極秘に準備を進めるのだった。

7月19日。夜

「うふふ…ドキドキしてきたわ…」
『もう帰るよ』と電話があってから、数十分。私はいつもよりちょっとだけ派手な水着を着て、帰りを待っていた。
「もうすぐ…かしら」
旦那様感謝デー計画、あとは実行に移すだけ。ちょっとだけ緊張するけど、きっと大丈夫。

ガチャリという音と共に、ドアが開く。私は、
「あずさ~。ただいま~」
「おかえりなさい! あ・な・た♪」
「あ、あずさ…!? 何て恰好を…!!?」
予想以上のリアクションについ嬉しくなる。こんなに驚いてくれるなんて、やった甲斐があった。
「プロデューサー? あずささんにプレゼントを渡したいので通して…え?」
「……え?」
驚いたまま固まっているあの人の隣から、ひょっこりと顔を出した千早ちゃんと目があう。
「…ち、千早…ちゃん?」
「…あ、あの…あずささんの誕生日に、ちょうどプロデューサーと仕事だったので、プレゼントだけでも手渡しさせてもらおうかと…思ったのですが…。あ、あの…お、お邪魔み、みたい…です…ね」
「え…あの…これは…」
私の姿を恐る恐るといった感じで見渡した千早ちゃんの顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。
「ご、ごめんなさい!! 二人の夫婦生活のことは誰にも言いませんから!!!!!」
「ち、千早ちゃん!? ち、違うのよ!?」
ものすごい速度で千早ちゃんが遠ざかっていくのを聞きながら
「あ…でも、間違ってはいないのかしら…♪」
とも思ったりした。

「……えっと、で…あずさ? 今日はあずさの誕生日なのに、どうしてそんな恰好で俺を出迎えたんだい?」
「…え? 誕生日…?」
「…やっぱり忘れてたか…」
困ったような顔のあなたの言葉で、思い出す。7月19日、それは私の誕生日だったのだ。
「…あなたの手帳に花マルが書いてあったから、てっきり千早ちゃんの特別オーディションの必勝祈願のようなものだと思って。それで、そう言えばあなたに何かお返しがしたいなぁって思って。それで、どうせならプロデューサー感謝デーであげられなかったものをあげたいなって考えて…」
「それで…その恰好で?」
「はい」
「…困ったなぁ…そんなプレゼント用意されたら、俺のプレゼントだけじゃ足りないじゃないか…」
「そんなことないです…。あなたの…旦那様からもらえるプレゼントは、例えそれが形のないものでも、私にとっての宝物です」
「あずさ…」
嘘偽りのない本音。私は、あなたがいるから幸せでいられる。だから今がすごく幸せ。
「…じゃあ、これ…もらってくれるかな」
ちょっと照れたように差し出したのはキレイに包装された小さな箱。
「…開けていいですか?」
「うん。どうぞ」
丁寧に包装を剥がして、出てきた箱を開ける。
「……わ…」
「ハッピーバースデー…あずさ」

その日は、私の幸せな毎日の中でも、特別に幸せな日になりました。
大好きですよ。あなた…。

新妻日誌-あずささんがんばる- 完


ということで、フリーではなく、ストーリーモードのED後のお話。
あずささんのEDって「プロデューサーさん」って呼称が使えなくなるから結構大変。
フリーA後のメールによると「あなた」か「下の名前」と書いてあるのですが…。
難しい!!!
最初はもうちょっと普通の話にしようと思ったのだけど、御影の常として、何故かこんなことに…。
でも、恥ずかしい新婚生活はもっと書きたいな! 大好きだ!!
前回書いた律っちゃんのバースデー小説とリンクしているのかもね(笑
そう、前からマッサージ!!!

…ということで、ハッピーバースデーあずささん!!


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